なぜセールスネーム「田中」は信頼できないのか?

これは私の個人的な経験とイメージなので、必ずしも万人に共感頂けるものではないかもしれません。

一部の業界、一部の人はいわゆる偽名で仕事をしている。

それはビジネスネームとして、仕事上はその名前で通す人もいる。
一方、特定の相手、特定の場合に名前を知られたくないから単に偽名を使う場合もある。

その中で「この人は信用出来ないなぁ」と感じることがとにかく多かったのが偽名で「田中」を名乗る人。

この話を書こうと思ったきっかけは今日の電話。

画面を見ると「非表示」の文字。
電話に出てみると明らかなセールストーンで「私、田中ともうしますが」と。

私「要件はなんですか?」

田中と名乗る人「今後の人生設計のご提案です」

私「人生設計?」

田中と名乗る人「そうです。今後の人生設計や資産設計について考えたことはおありですか? 私どもなら良いご提案が出来るのですが」

誰にそれを言っているのか分かっているか?を聞きたくなりましたが、
それはこらえて

私「具体的には?」

田中と名乗る人「年金などですね」

私「年金? もしかして機構の方ですか?」

面白いのでふざけて聞いてみると

田中と名乗る人「そうです。いまお支払いの年金の額では将来設計が不安になる可能性があるので、より受け取れる額を増やすためのご提案なんです! 一度お会い…」

ここまで聞いて、お引取り願いました。

怪しい、怪しすぎる。。。

そういえば、今までも偽名で「田中」と名乗る人がいた。

不動産会社のコンサル案件で、売主の情報を抜き取ろうとして一般顧客のふりをして相談に来た人も「田中」と名乗った。
たまたまその会社の近隣の競合会社のホームページでその人が写真入りで社員紹介されていた。もちろん名前は田中などでは無かった。
言っておきたいこととして、私自身はこの偽名問題以外で田中性に悪いイメージは無く、むしろ良いイメージを持っている。
最たる例は懇意にしていた銀行の担当者も「田中」さんだった。
人柄がよく、あんまりガツガツとしていないので、キャリアは長い人なのに支店長が同行して私のところに営業に来ては、「相談だけは頂けるのに、ウチに決めてくれないのは田中の押しが弱いからですか?」なんて言われていた。
なかなか契約まで行かなかったのは諸般の条件と事情があっただけで、田中さんの力不足や営業力不足などではなかった。
田中さんは、フットワークは良く、難しい融資案件で他のメガバンクが早々見放した案件でも最後まで協力してくれて、メガバンクで唯一融資をしてくれたこともあった。
だからこそ、田中さんのところで融資が取れそうな案件は優先的に相談していた。
だからこそ、この「田中さん」の良いイメージが強いからこそ、偽名で田中を名乗る人の悪いイメージが強くなっているのかもしれない。

さて、話を戻そう。

では、なぜ彼らは「田中」を名乗るのか?
理由は「どこにでもいる名前だから、紛れられる」と思っているからである。

どこにでもいる名前だから怪しまれないだろうし、万が一、何かあってもどこにでもいる名前だから特定できないから、この名前の他の人に迷惑が掛からないと考えているからである。

そういう人に限って提案の入口からすでに怪しい。
名前が怪しいのではない、当の本人が「本名も名乗れないほど怪しい提案」と思って私に声を掛けるその態度が怪しいのだ。
だから、すぐに真っ当でないことがバレるし、もっぱら相手にもしてやれない。
今までの経験では、最後まで聞いて、少しでも検討の要素があると思えたものすら一回もなかった。
では、何がいけないのか?
長くなったので続きは次の記事で。
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