物価上昇で原価高騰、でも値上げはできない時

昨年の消費税増税によって多くの事業者は仕入値が否応なしに上がることになりました。

それに加えて円安も影響しての物価上昇によって、5月以降も仕入値の上昇が続いている状態です。
事業者としては、仕入値が上がった分を販売価格に転嫁して販売したいところです。

しかし、1社専属のような会社、子会社、そして競合の多い中小法人にとって、販売価格を上げることはそれほど容易ではありません。
特に中小事業者にとっては、資金繰りが常にギリギリの状態でやっているので、「試しに値段を上げてみて、売上が上がらなかったら、戻そう」という試作も安易には取れません。
その売上が下がっている間に資金ショートする可能性があるからです。
では、販売価格を上げられない場合の対策はどうすべきでしょうか?
まず出来るのは、金額でなく内容を見直すことです。
容量や品数を減らすことで、同じ価格で原価を下げることが出来ます。
この検討をする際はまず「原価率」を何%でキープするのか?を決めないといけません。
例えば、飲食店で1,000円の商品を売っているとします。
この金額は上記の通り変えられないとします。
そうしたら、原価率を50%でキープしようと決めておきます。
今まで原材料が100gで200円掛かっていたとしてら、250gを販売できます。
それが、100gで250円に原料が値上がりしたら、商品を200gに変更します。
こうすることで、原料が上がっても利益を保つことが可能です。
しかし、大幅な変更は顧客離れを引き起こす可能性もあるので、合わせてあまりに原料が上がった場合は他の種類にする、品数で小鉢などのサイド系の品数を減らすなどで調整は必要です。
原価率の意識は常に必要です。
急激な変化は顧客離れのリスクがあるのは事実ですが、原価が上がっても販売価格を上げられないで、商品も同じ状態で販売している場合、自分の首を絞めるだけです。
耐えることも重要ですが、可能な範囲で改善はしてみましょう。
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