丸紅、スカイマークの巨額損失に見る「事業の期待」の難しさ

今日は朝からスカイマークの民事再生申請や
丸紅1,200億円減損と大きなニュースが続いています。

スカイマークは度々ニュースになりましたが、A380の6機購入計画が失敗したこと。
これについては社内でも慎重な意見が多かった中、社長でかつ筆頭株主の西久保社長の独断で計画された部分が大きかったと聞いています。

丸紅の1,200億円の減損の内訳は海やメキシコ湾、シェールオイル関連の油ガス事業で950億円、チリの銅鉱山で100億円、豪州石炭事業で50億円、2012年に2800億円で買収した米国の穀物メジャー、ガビロンが買収のれんで500億円の減損損失となっているようです。

原油価格の下落も相まって、ガビロン買収が当初の期待通りの成果を出せなかったことが大きな原因です。

事業とは「投資」なので、伸るか反るかの賭けで、自分が成功すると信じた方法にお金を賭けるわけですが、今回の2社はどちらもそれが結果的に大きなマイナスを生むことになったというわけです。

そして、この2社の事例はどちらも、計画当初から計画の危険性や買収額の過大性について指摘する声が比較的多かったように記憶しています。

それをあえて計画・投資したわけですから、アドバイスしていた方からすると「やっぱり」という見向きも多いようです。

事業投資は先行投資なので、結果はあくまで「成功するという期待」にもとづいて行われます。

当然、慎重な方々からは「やめておけ」「そらみたことか」と言われることが増えますが、
その声を全く聞かないことでもなく、気にしすぎることでもなく、
参考としてきちんと受け止められたかどうか?が意外に重要な場合があります。

ハイリスク・ハイリターンの事業投資で、より良い選択を常に出来るように、広い視点と視野、そして信頼出来るアドバイスがあるかどうかが事業投資の成功のカギだと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加